広島・野村 悔しさ浮かべ「ケガで始まって終わった」現状維持で更改

 契約を更改して会見する野村(撮影・立川洋一郎)
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 広島の野村祐輔投手(31)が7日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2年契約の2年目となる来季は現状維持の1億2000万円プラス出来高払いでサインした。今季は開幕ローテ入りこそ逃したが、7月中旬に1軍に昇格。先発ローテの一角を担うも10月16日に右鎖骨下静脈血栓除去術を受けるなど、故障に苦しんだ。来季は1年間ローテ死守を目標に掲げ、先発陣を支えていく。(金額は推定)

 青いネクタイを締めて会見に臨んだ野村は悔しい表情を浮かべながら言葉を紡いだ。「ケガで始まって最後はケガで終わったシーズンだった」と今季を振り返り、「来年はもっといい形でシーズン1年間を過ごしていけるように頑張りたい」と力を込めた。

 春季キャンプ中に右ふくらはぎを痛め、プロ9年目で初の開幕2軍スタートとなったが、7月中旬に1軍昇格。以降は先発ローテの一角を担い、順調に勝ち星を増やした。しかし、10月15日の巨人戦で緊急降板すると、翌16日に「右鎖骨下静脈血栓症除去術」を受け離脱。シーズンを完走することができなかった。

 6勝3敗、防御率4・58の成績を残すも、登板13試合はプロ入り最少。だからこそ来季の目標は故障がなく、1年間先発ローテを死守することだ。現在はリハビリを進めながら練習を行い、キャッチボールも再開。来年2月のキャンプには間に合う見通しで、「しっかり合わせていけるように準備しています」と力を込めた。

 K・ジョンソンが退団し、先発陣では最年長となった右腕。「引っ張っていく選手にならないといけない。チームが優勝することが一番なので、優勝を目指したい」。V奪回を誓った野村が来季、投手陣をけん引していく。

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