新人王へ前進!広島・森下、G戸郷上回る9勝目 10月は3勝0敗、防御率は0・31

 今シーズン9勝目を挙げてポーズを決める森下=横浜スタジアム(撮影・堀内翔)
完投で9勝目を挙げて笑顔を見せる広島・森下=横浜スタジアム(撮影・堀内翔)
6回を投げ終えて舌を出しながらベンチに戻る広島・森下=横浜スタジアム(撮影・堀内翔)
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 「DeNA1-2広島」(24日、横浜スタジアム)

 広島・森下が投打で主役を演じて新人王へ大きく前進した。9回4安打1失点(自責点0)と今季2度目の完投で9勝目。打っては同点の八回2死二塁から右前に適時打を放ち、決勝点をたたき出した。

 三回に1点を失ったが、後続を寸断。四回から九回2死まで無安打投球。「球数的に代わるという状況で行かせてもらった」と九回のマウンドを志願して一人で投げ切った。バットでは八回2死二塁で平田の外角スライダーを右前へ。「とにかく前に飛ばそうという気持ちだった」と殊勲の一打を振り返った。

 これで10月は3勝0敗で今月の防御率は驚異の0・31。球団新人では97年・黒田以来23年ぶりにセ・リーグ5球団から白星をつかみ、新人王を争う巨人・戸郷を初めて白星で上回った。

 佐々岡監督も「本当に素晴らしいとしか言いようがない」と絶賛。「とにかくあと1勝したい気持ちもある」と2桁勝利にも意欲を示した右腕が、新人王へラストスパートをかける。

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