安仁屋氏、引退の広島・石原慶に惜別「将来監督やコーチになれる器」

 広島の石原慶幸捕手(41)が12日、今季限りでの引退を発表した。カープOB会長で、デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏(76)は「長年にわたってチームを支えてくれた功労者。とてもさびしい」と惜しんだ。

 投手目線から見た石原の印象は「安心してリードを任せられる捕手。間違いのないサインを出してくれる」と語り、「K・ジョンソンがいい例。あれほど気難しい投手でも石原のリードにはほとんど首を振らなかった」と回想。また、打撃も「すごくいいものを持っていた。ここ一番でホームランを打ってくれる選手で、満塁本塁打も印象に残っている。攻守両面で心強い存在だった」と話した。

 人柄についても「キャンプでも若手捕手や投手陣に親身にアドバイスを送る姿を何度も見た。人間性も素晴らしい」と絶賛。万年Bクラスの低迷期に入団し、緒方カープの3連覇にも貢献。「いい時も悪い時も両方経験したのは大きな財産。将来は監督やコーチになれる器。この経験をこれからも若い選手に伝えていってもらいたい」とエールを送った。

 引退セレモニーは11月7日の阪神戦(マツダ)で行われる。「しっかりけがを治して、最後にもう1度、1軍で活躍する姿を見せてほしい。K・ジョンソンとバッテリーを組ませてあげたいね」と“黄金バッテリー”の復活を願っていた。

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