鈴木誠也 カープ前田智以来5年連続20号「これからも超えられるように」

 「ヤクルト4-6広島」(4日、神宮球場)

 神宮の夜空に力強い放物線を描いた。七回。先頭で打席に立った広島・鈴木誠が、左翼席へ5年連続20本塁打となるソロをたたき込む。振り切った瞬間に柵越えを確信する、完璧な一打だった。

 「打ったのはカットボール。しっかりと自分のスイングで捉えることができた」。六回、村上の20号ソロを右翼フェンス手前で見送った直後の一発。佐々岡監督は「1点を取られた後の1点。大きかった。苦しんでいるけど、きょうのこの一発は大きかった」と目尻を下げた。

 16年に29本を放って以降、本塁打を量産する。球団の5年連続20本塁打以上は、前田智が記録して以来、14年ぶりだ。侍からは背番号「1」を引き継いだ。「歴代の先輩たちに並ぶことができてうれしい。これからも超えられるように頑張ります」と力を込めた。

 朝山打撃コーチからは、球に対して最短距離でバットを出す助言も受け、復調を目指している。本塁打でリーグトップの巨人・岡本とは4本差だ。

 9月30日に巨人戦で19号を放ち、お立ち台に上がった時「たくさんの人の前で打てると、頑張って良かったなと思う」と言った。残り30試合。全力を尽くすだけだ。

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