佐々岡鯉執念ドロー!菊池同点打ァ~驚異の粘りだ九回2死から追いついた!

 「広島12-12DeNA」(4日、マツダスタジアム)

 鯉打線が執念を見せた。広島は0-5の四回に一挙5得点で同点。五回以降も救援陣が失点を重ねる中、打線が猛烈に追い上げた。2点ビハインドの九回、2死二、三塁から菊池涼介内野手(30)の右前適時打で追い付き、両軍計33安打の乱打戦を引き分けた。

 徳俵に足が掛かった状態から、全員ではね返した。10-12と2点を追う九回2死二、三塁。菊池涼が三嶋から右前へ同点の2点適時打。抱いた期待が現実になると、本拠地は大歓声に包まれた。4時間47分の激闘。白星こそ逃したが、最大5点ビハインドからドローに持ち込んだことに価値がある。

 敗戦目前で初球の直球を捉え、値千金の一打を放った菊池涼は球団を通じ、「気持ちだけで打ちました。勝ち切れなかったが、あすにつながる試合になったと思います」と振り返った。

 三回終了で0-5の劣勢。まずは四回に集中打で一挙5点を奪って同点。今季3敗を喫していた相手先発の井納をマウンドから引きずり降ろした。5-9とされた七回に3点を返し、中継ぎ陣の失点を打線がカバー。朝山打撃コーチも驚異的な粘り腰に「勝てなかったけど、100点の内容だった」と称えた。

 佐々岡監督は「最後まで粘り強くやってくれた」とナインを評価。首位・巨人が敗れて自力優勝の可能性は残ったものの、苦境は続く。この夜の執念を次戦以降につなげる。

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