広島・大瀬良 今季初G封で5勝目 八回2死満塁も「トップギアで」岡本斬り

 「広島10-4巨人」(22日、マツダスタジアム)

 8点リードでも気を緩めることはなかった。八回2死満塁。緊迫する場面を迎えたが、広島・大瀬良大地投手は冷静だった。「最後はトップギアで抑えてやろうという気持ちで投げました」。岡本をカーブで空振り三振に斬ると、堂々とベンチへ引き揚げた。107球の熱投。8回2失点で、巨人戦今季初勝利。新人の森下と並ぶチームトップタイの5勝目だ。

 前回15日・阪神戦は5回5失点で黒星。「ふがいない投球をしたので何とか勝ちたい」と巻き返しに燃えていた。そして迎えたこの日の登板。二回に丸に一発を浴びるも、その後は140キロ後半の直球を軸に巨人打線を手玉に取った。打撃でも三回先頭で四球を選び、打者一巡の猛攻を呼んだ。佐々岡監督は「粘り強く投げてくれて彼らしい本来の投球だった」と評価した。

 先輩の好投に刺激を受けた。大リーグ・ツインズの前田健太が18日のブルワーズ戦で八回まで無安打に抑える好投を演じた。その後「惜しかったですね。みんな見てましたよ」とメッセージを送ると「また頑張るわ」と返信が来たという。

 今回はブルペン入りを再び3日前に戻し、登板までの2日間を有効活用してフォームの開きや指先の感覚などを修正した。その効果もあり、本拠地での巨人戦は14年から14試合無敗の6連勝。15日の阪神戦で打球を受けた左すねの状態も問題はなし。最下位からの逆襲へ、エースが引っ張る。

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