広島 敗戦も島内は圧巻の2回5K 佐々岡監督の評価も上昇中

2回を投げ、5奪三振無失点と好投した島内(撮影・立川洋一郎)
2回を投げて5奪三振無失点の好投を見せた広島・島内=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
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 「広島1-8中日」(11日、マツダスタジアム)

 広島の島内颯太郎投手(23)が、完璧投球で中日打線をねじ伏せた。六回から登板し、2回無安打無失点。5奪三振の快投だった。

 圧巻は七回だった。1番・京田をフォークでバットの空を切らせ、根尾には151キロ直球で見逃し三振。2死から最後は阿部に、フルカウントから149キロ直球で空振り三振。“奪三振ショー”で、スタンドを湧かせた。

 島内は「打者に向かって体重移動できていて、真っすぐも変化球も同じような感覚で投げられた」。7月15日の巨人戦では2回6失点(自責点5)。岡本に被弾するなど、悔しさを味わったマウンドを「もう一度自分を引き締める試合になった」という。それ以降、同18日のヤクルト戦から7試合連続無失点と絶好調だ。

 佐々岡監督は「いろいろ試してみたい」と接戦時やリードを奪った展開での起用を示唆した。若き右腕のめざましい成長は、チームにとっても明るい。

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