広島新助っ人ピレラ“来日1号” 3番構想も「自分にとって打順は関係ない」
「広島紅白戦、白組4-5紅組」(29日、マツダスタジアム)
広島の新外国人、ホセ・ピレラ内野手(30)が29日、マツダスタジアムで行われた紅白戦に「3番・三塁」でスタメン出場し、高い打力をアピールした。
一回に大瀬良が投じた2球目の甘く入ったスライダーを完璧に捉え、左翼スタンドにソロ。紅白戦を含めた実戦16試合目で“記念すべき“来日1号弾”を放った。「タイミングが取れていたし、投手の球も見えていた。甘い球を見逃さずに仕留められた」と納得の表情を浮かべた。
2打数2安打に「非常にいい状態が続いている。練習の中でもルーティーンでスイングしようと心掛けている」と話した。
鈴木誠の打力を最大限生かすため、3番ピレラ、4番鈴木誠、5番西川という新打線のプランも浮上している。しかし、「自分にとって打順は関係ない。できることをやって勝利に貢献したいという気持ち」とチームを優先に考える。
開幕スタメン獲得に向けて課題は送球難だ。この日も一回、一死一塁の場面で長野の平凡な三ゴロを二塁へ悪送球。その後の得点につながるミスを犯した。「とにかく守備の面ではまだまだしっかり(練習を)積んでいかないと。強いチームは守備がしっかりしている。練習の中で課題を修正したい」と守備力向上に努める。