広島・フランスア“佐々岡カーブ”で守護神奪う 監督が助言「まだ見てみよう」

 広島のヘロニモ・フランスア投手(26)が19日、マツダスタジアムに隣接する室内練習場で練習を行い、佐々岡監督から指南されたカーブを今後の実戦で試していく考えを明かした。オープン戦は2試合の登板にとどまり、防御率4・50と本調子を欠いた守護神候補は、遅球を磨くことで再起への足掛かりをつかむ。

 真剣な表情で指揮官の言葉に耳を傾けた。クレート通訳とキャッチボールを行っていたフランスアだが、途中で佐々岡監督が突如乱入。緊張した面持ちで約30球投げた。

 「勝手に来た」と左腕は苦笑い。指揮官は「18日のブルペンを見て、真っすぐも変化球もいいものがあったから1軍が決まった。もう少し実戦や紅白で投げさせたい。まだ見てみようかなと思う」と奮起を促した。

 再起への足掛かりをつかむためにもカーブ習得に取り組む。フランスアは「カーブを投げてほしいと監督から。球種が全部速いので、遅い変化球があった方がいい」と助言を受けたという。直球を軸にスライダーとチェンジアップが主体。「昨季も若干投げた」という遅球をものにすることができれば、投球の幅は確実に広がる。

 ナックルカーブと“佐々岡直伝カーブ”の二つの握りを試した。「“佐々岡カーブ”は難しかった」と断念気味だが「ちょっと試したい」とカーブ自体は今後、投げていくことを明かした。

 「監督が助けてくれている。やる気はある。開幕までに調子を戻したい」と背番号97。18年に防御率1点台をマークし、リーグ3連覇に貢献した守護神候補が再び輝きを取り戻す。

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