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広島・一岡、新球スライダー 開幕延期生かす!縦主体の投球に横変化習得じゃ

 広島・一岡竜司投手(29)が28日、スライダーの習得に意欲を示した。マツダスタジアムのマウンドで計50球の投球練習を行ったが、その大半をスライダーに割いた。カーブとフォークが軸の右腕だが「先が見えないので、今がチャンス」と意図を説明。開幕延期の期間を最大限に活用し、自身の武器を増やしていく。

 現状維持ではなく、ワンランク上の自分を目指す思いが一岡の胸に宿っていた。グラウンドの中心で試行錯誤を重ね、納得できる瞬間を求める。マウンドから投じた50球中、その大半が新球のスライダーだった。

 ワンバウンドする球もあったが、真ん中から外角へ大きく曲がる軌道を描いたボールもあった。「まだ確率が悪い」と控え目だが、横山投手コーチは「十分、いい変化をしている。本人が納得するボールになっていけば」と及第点を与えた。

 報道陣に球種を尋ねられ、「秘密です」と不敵な笑みを浮かべつつもスライダーだと明かした一岡。「普段は投げない球種も試して、(投球の)足しになればいいくらい。トライして」と取り組みの意図を説明した。

 直球とカーブ、フォーク、カットボールを主体に操る自身のスタイルを踏まえ「極端に速い球と遅い球しかないので」。球速的に中間に位置するスライダーに目を付けた。加えて縦の変化が持ち味のため、横に曲がるボールは配球を組み立てていく上で、アクセントにもなる。

 チームは1勤1休の練習形態。他の投手との兼ね合いもあり、練習日に必ず投球練習ができるわけではない。だからこそ「ただ、投げるだけにならないように。目的を持ってやらないと、もったいない」と限られた環境を有効活用。スライダー習得はその一環だ。

 昨秋にも習得を試みたが「モノにならなかった」と一時は断念。しかし開幕日が未定で、先行き不透明な現状を「今がチャンス」と自身の引き出しを増やす時間に当てている。「開幕日も決まっていないので、練習していって習得できれば。今はそれをしてもいい時期。何でもいいからレベルアップできたらいい」。尽きることのない向上心が、先の見えない日々の原動力だ。

 「器用な方ではないので」と自身の特徴に苦笑いを浮かべつつ「自分のスタイルが崩れるのが、一番嫌なので」と足元を見つめることも忘れない一岡。新たな武器を磨き、来るべき開幕を待つ。

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