薮田?遠藤?九里?広島開幕ローテ残り2枠は… 紅白戦4試合ラストサバイバル

 広島の開幕ローテ争いが再び熱を帯びる。3月31日は、マツダスタジアムで全体練習。候補の九里、薮田、遠藤は精力的に汗を流した。2日からの練習では4試合の紅白戦が予定されており、3投手がアピールする意気込みだ。

 大瀬良、K・ジョンソン、床田、ドラフト1位・森下(明大)が決定。残りは2枠だ。4月24日に開幕するとなれば、セ・リーグは14日から練習試合を再開する。開幕の1週間前。それはローテ組が最後の調整登板をする舞台になる。

 それだけに練習試合再開前となる紅白戦はローテ投手を決める上で大きな比重を占める。チームメートとの対戦には難しさがあるものの、内容と結果を示さなければいけない。

 3人はこの日、ブルペンで投球練習した。「まずは実戦に向けてしっかりと準備していくだけ」と九里。薮田も「そこ(登板日)を目指して」と力を込めた。

 3日に都内で「新型コロナウイルス対策連絡会議」が行われ、有識者の見解を踏まえてその後に開かれる12球団代表者会議で4・24の開幕について判断すると見られている。

 開幕日が再び遅れれば紅白戦は白紙になる見込み。それでも3人は目下、ローテ入りを勝ち取るため登板に向けて調整を進める。

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