広島・奨成 生き残るん打 沖縄2次C帯同へシート打撃結果出す 居残りロングティー

  「広島春季キャンプ」(4日、日南)

 あふれ出る熱意を込めてバットを振った。現状打破への強い思いが心を支配する。広島・中村奨成捕手(20)が志願の居残りロングティーを敢行。「打ち足りなかったし、グラウンドも空いていたので」とし、5日に行われるシート打撃に備えた。

 誰もいないグラウンドで黙々と白球を捉えた。一塁線から左翼方向へのロングティー。「あっ、ヤバい」と声を上げて時折、天を仰ぐ。滞空時間の長い打球が何本も柵を越え「飛距離アップもほしいので。けっこう飛んでいましたね」と笑顔で額の汗をぬぐった。

 2、3日に行われたフリー打撃では、矢崎、薮田を相手に計26スイング。だが、安打性は3本のみだった。1軍キャンプ生き残りへ、実戦形式での結果が何よりほしい。

 「とにかく、強く振ることを意識している。忘れないように意識して」と自らに言い聞かせた。朝山打撃コーチは中村奨の現状に「今の段階では、いい成長を見せてくれている」と一定の評価を伝えた。

 79キロだった体重は、オフ期間に83キロまで増やした。「今できることを精いっぱいやっていきたい」と意気込み、「一番近い目標」と語る沖縄2次キャンプ帯同を目指す。鍛錬の日々を、血肉に変えていく。

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