カープ回文でV奪回 来季も“攻めた”「たった今 このAKAの子 舞いたった」

 広島は23日、マツダスタジアムで「カープファン感謝デー2019」を行い、来季のキャッチフレーズ「たった今 このAKAの子 舞いたった」を発表した。今季や昨季のようにカープらしくユニークなスローガン。独創的な回文とともに、V奪回と36年ぶりの日本一を目指す。

 約2カ月前まで行われていたシーズンのように、本拠地が真っ赤に染まった。「ファン感謝デー」の中での、来季のキャッチフレーズ発表。選手会長の会沢がボードに覆われた幕をめくると、ユニークなデザインに「たった今 このAKAの子 舞いたった」と記されていた。

 このキャッチフレーズは、前から読んでも後ろから読んでも同じ文章となる回文。「AKAの子」はファンや選手を表しているという。球団は2020年に70周年を迎えるにあたり、「永続的に繰り返す回文に、これからもずっと広島でファンとともに戦っていきたい」という思いが込められている。球団内で回文にしようという案から、議論を重ね今回のフレーズに至った。

 キャラクターと星が描かれているデザイン。これは佐々岡新監督のもと、新しいチームがファンと「和」を持って一体となり、10度目のリーグ優勝、36年ぶり4度目の日本一へ向けて舞いたつ姿という。

 昨年は「℃℃℃(ドドドォー!!!)」、今年は「水金地火木ドッテンカープ」。リズムの良い言葉から趣向は新たになったが、独創的なカープらしさは不変。今季は4年ぶりのBクラスと悔しい結果に終わっており、新たなフレーズとともに再出発する。

 指揮官は「(カープのキャッチフレーズは)最近期待されているようですし、素晴らしいんじゃないですか」とし、「ファンとともに一体感を持って戦う。そういう気持ちで戦いたい」と決意を新たにした。会沢も「最高ですね。考えてくださった方に感謝したいと思います」と話した。

 V奪回への道は既に始まっている。20日までは日南秋季キャンプが行われ、若手を中心に鍛錬を積んできた。この日は延べ3万1000人が集まっており、佐々岡監督は「満員だったと聞いている。それが期待の表れ。期待に応えるためにも、必ず日本一を取りたい」と力強く話した。団結力を持ち、頂まで駆け上がっていく。

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