“バティショック” 誠也3番弾も完敗3位転落「みんなで頑張っていかないと」

 「DeNA8-3広島」(17日、横浜スタジアム)

 バティスタのドーピング陽性反応、離脱のショックか、広島は完敗。しかしその中でも鈴木誠也外野手(24)、西川龍馬内野手(24)が終盤、ともに本塁打を放ち気を吐いた。残った者でカバーする。4連覇へ、足を止めるわけにはいかない。

 “バティショック”に揺れる中、セーヤとリョーマが一発のそろい踏みだ。まずは7点を追う八回、3番鈴木が消沈気味だった鯉党へ、特大弾を届けた。3番手・三嶋の速球をフルスイングした打球はセンターのスコアボードに直撃。7月27日・ヤクルト戦(神宮)以来の23号ソロで主砲の意地を見せた。

 バティスタにドーピング陽性反応が出たため、15年9月25日・阪神戦(マツダ)以来、4年ぶりに3番に座った。鈴木は「何も(意識は)変えていない」と淡々と言うが、東出打撃コーチは「数多くまわってきてほしい」と期待を込めた。

 同学年の一発に西川も続いた。1-8の九回1死一塁から守護神・山崎の150キロを右翼席へ。2試合連続の13号2ランを放った。この日2打席目を終えた時点で初のシーズン規定打席に到達。「それに関しては良いことですね。初めて規定に達したのでうれしいです」と素直に喜んだ。

 残り30試合、バティスタの離脱は痛いが、2人は前を向いた。鈴木が「誰かが埋めればいい。みんなで頑張っていかないと」と言えば、西川も「全員でカバーするしかない」と一丸を強調した。3位転落。巨人とは5・5ゲーム差に開いたが、2人のバットが逆境を力に変える。

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