「交流戦、広島２－３オリックス」（２２日、マツダスタジアム）

　広島・アドゥワは、敗戦に表情を硬くしながらも「最低限の仕事はできたのかな」と自己評価した。２日の阪神戦で２回、７失点ＫＯされて以来の先発登板だったが、五回までは４安打されながらも無失点と粘った。

　ただ六回、無死一塁から遊ゴロを小園がトンネル、二、三塁から２本のヒットなどで３点を失った。ここに関しては「（失策を）カバーしてあげられなかった」と悔やみ、続けて「フォアボールから始まってるので。そこが最大のミス」と自らを責めた。

　それでも６回を投げて自責点０。先発として結果が出せなかった１カ月前とは違った姿を見せることはできた。

　「逆球がゴロになったり、まだまだのところはありました」と、高い意識で成長を目指すアドゥワ。次は、仕切り直しのセ公式戦。この日の投球で「最低限のところは」と繰り返し、そこで投げられる手応えは得た。一戦一戦、より高い信頼を勝ち得るのみだ。