床田7回無失点で自身4連勝 投手戦制し「自信になります」

ウイニングボールを手にファンの声援に応える床田
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 「ヤクルト0-2広島」(27日、神宮球場)

 8連勝の懸かるマウンドを託された広島・床田寛樹投手(24)が気迫の7回無失点と好投を見せ、自身4連勝を飾った。広島は最大8抱えていた借金を完済。ついに勝率5割に復帰した。

 ヤクルト・小川、広島・床田の投手戦が続いた六回。長野の右中間フェンス直撃の適時二塁打で先制。この日の床田にはこの1点で十分だった。

 七回に相手投手の小川に死球を与えて2死一、二塁のピンチを迎えるも、ここでも太田を空振り三振に仕留めて切り抜ける。7回5安打8奪三振、119球の力投でリリーフ陣にマウンドを託した。

 ヒーローインタビューでは「要所を締めることができ、それが失点0につながったと思う。ロースコアの展開でしっかり抑えられたことは自分では自信になります」と納得の表情で振り返った。

 開幕2戦目の3月30日に敗戦投手となって以来、調子の上がらぬチームで奮闘を続けた。これで登板した試合は4連勝。チームの復調に大きく貢献した。「寒い中、温かい声援ありがとうございます。長い戦いが始まりましたが、精いっぱい頑張るので応援よろしくお願いします」。鯉のぼりの季節を前に、若鯉が躍動した。

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