長野  OP戦初安打&初打点 思わず照れ笑い「ちょっとホッとしました」

 「オープン戦、西武4-10広島」(3日、長崎県営野球場)

 ベンチで盛り上がるナインを見て、思わず照れ笑いした。広島・長野がここ一番で勝負強さを発揮。オープン戦初安打&初打点をマークした。

 「僕だけ打ってなかったので、ちょっとホッとしました。笑顔?みんなが笑わせてくるので、笑っちゃいました」

 待望の一打は、3点リードの七回に飛び出した。1死一、二塁の好機で打席に立ち、3番手右腕・森脇の初球スライダーをコンパクトに捉えた打球は左中間へ。長崎のスタンドが拍手喝采に沸く中、背番号5は悠々と二塁に到達した。

 久々の快音だった。対外試合の安打は2月18日の韓国・KIAとの練習試合以来11打席ぶり。2日の故郷・佐賀での凱旋試合も2打数無安打と沈黙。試合前まで10打数1安打と低迷していただけに、試合後は自然とほおも緩んだ。

 レギュラー取りへ結果に飢えている。キャンプを打ち上げた際には「内容も求めながら、目に見える結果を出せるようにしたい」と力を込めていた。外野の定位置を争う西川や坂倉らが好調を維持する中、ベテランも存在感を示した。

 5日からはマツダスタジアムで巨人との2連戦。古巣との初対決については「特にないです」と自然体を貫いたが、注目は必至。広島戦士としては初めての本拠地戦で、チョーさんが健在を示す。

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