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ドラ1小園、鉄腕ならぬ鉄人になる!故郷ゆかりの偉人・手塚先生あやかりアトム人形持参

 「鉄腕アトム」とともに入寮した小園(撮影・飯室逸平)
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 広島の新人8選手が6日、広島県廿日市市の大野寮に入寮し、ドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園=は地元・兵庫県宝塚市の市長から贈られた「鉄腕アトム」の人形を持参した。少年時代を同市で過ごした漫画家・手塚治虫氏の代表作のヒーローを手にし、「長く続けられる選手になりたい」と鉄腕ならぬ“鉄人宣言”。7日からは新人合同自主トレがスタート。未来の主力候補がプロへの第一歩を踏み出す。

 まばゆいカメラのフラッシュを浴びながら、小園が大野寮の門をくぐった。その手には鉄腕アトムの人形があった。地元の宝塚市長から贈られた“お守り”。人生で初めて実家を出て挑むプロの世界。入寮の際には持参すると決めていた。

 「宝塚市長さんからいただきました。宝塚市にはずっと住んでいたので、その思いも背負って頑張っていきたい。見守ってくれると思います。アトムの歌?(少しなら)わかります(笑)」

 鉄腕アトムの原作者である手塚氏は5歳から24歳まで宝塚市で過ごし、現在は記念館もある。小園は生まれも育ちも宝塚市。そんな縁で、昨年12月25日に宝塚市役所で市民スポーツ賞を贈られた際、中川智子市長から手渡されたのがアトムの人形だった。

 「(アトムは)鉄腕なので(笑)。僕はピッチャーじゃないですけど、長く続けられる選手になりたい」。通算2215試合連続出場の世界記録(当時)を樹立し、昨年天国へ旅立ったカープの先輩、鉄人・衣笠祥雄氏は23年間の現役生活を送った。現在もチームには568試合連続フルイニング出場中の田中広がいる中、黄金ルーキーの鉄腕ならぬ“鉄人宣言”。そんな思いも込めてアトム人形を持ち込んだ。

 年末年始を問わず、精力的に体を動かしてきた。ドラフト後、緒方監督の「基礎体力がどのくらいか把握した中で、良ければ1軍キャンプに参加させたい」という言葉で火が付いた。報徳学園内で球団からもらった体幹トレなどのメニューをこなしたり、スイングや走り込みを行ったりと、みっちり汗を流し準備を整えた。

 高卒野手の1軍キャンプ参加となれば広島では超異例だ。「その話をいただいてから意識が変わりました。まずはそこを目標にしてきた」。レベルの高さを体感して自身の現在地を知り、課題を見つける上でも、是が非でも参加したい。

 7日からは新人合同自主トレが始まる。「頑張りたい」と小園は前を見据えた。マエケンや大瀬良らも入った、出世部屋の104号室の窓側には、そっとほほえむアトムがいる。約30センチのヒーロー。寮生活では心を癒やしてもらい、険しい道のりを歩むこれからを10万馬の力で後押ししてくれるはずだ。

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