プロ野球・広島東洋カープが３年連続でリーグ制覇を決めた２６日、大阪市の広島ファンが集う居酒屋「笑顔工房」も歓喜に沸いた。

　広島が序盤から優勢を保ったこの日は、点差を付けるごとに店内のボルテージも高まり、９回に入るとユニホームに身を包んだファンが総立ち。ここ数日、祈るような気持ちで毎試合を見守ってきただけに、リーグ制覇が決まった際には「よーし」「おー！」と大歓声が上がり、ハイタッチを交わすなど喜びに包まれた。同店オーナーの加賀谷浩子さん（５３）も「やったなという感じで、うれしいです」と笑顔。「日本一を目指して、私たちも気を引き締めて応援したいと思います」と喜んだ。

　得点をあげるたびに、応援歌を歌い、試合後も大合唱。ファンからは「きょうは何回、歌うねん」「最高の夜だ」などのうれしい悲鳴が聞こえていた。