広島が初回から5得点の猛攻“タナキクマル”が打線に点火 引き分け以上で優勝
「広島-ヤクルト」(26日、マツダスタジアム)
優勝へのマジックを「1」としている広島が、一回に打者9人で5点を先制した。
2位・ヤクルトを本拠地に迎えた一戦。先発・ブキャナンに対して、先頭・田中が中前打を放つと、菊池が送りバントに成功した。
続く丸がチェンジアップを捉えて先制の中前適時打。この一打で、自身が持つ球団記録を更新し、45試合連続出塁とした。さらに自己最多93打点目となった。「前の2人がつないでくれたので、何とか食らいついていきました。いい先制点になりました」と声をはずませた。
ここから運も味方につけた。1死一、二塁で松山が放った遊撃正面へのゴロは、ツーバウンド目で大きく跳ねて、ジャンプした遊撃・西浦のグラブを越えて左中間へ。「ラッキーです」と振り返った幸運な適時二塁打で追加点を奪った。
続く野間のゴロは、ブキャナンのグラブを弾いて一塁方向へ転々。適時内野安打となり、3点目を奪った。
さらに会沢の左前適時打、安部の中犠飛で2点を追加。7月26日・阪神戦(甲子園)以来となる初回5得点に、スタンドは大きな盛り上がりを見せた。