先発また崩れた…野村6回4失点「申し訳ない」 苦しい連夜の序盤失点

 「広島3-5中日」(24日、マツダスタジアム)

 先発がまた崩れた。劇的サヨナラ勝利から一夜明け、野村が前夜の流れを止めてしまった。6回を投げ8安打4失点。シーズン終盤を迎えて「ここからが大事」と気合を入れていたが…。先発の仕事を果たせず、今季3敗目(6勝)を喫した。

 「今日はリズムを作れない投球をしてしまいチームに申し訳ないです。点を取られた回は四球が絡んでいるのでそこが反省点です」

 降板後、本人がそう振り返ったように四球が悔やまれた。初回はテンポよく2死を奪いながら大島に四球。そこからビシエド、アルモンテに連打を食らい、先制点を献上した。

 三回の失点も四球が発端だ。1死から京田にストレートの四球。その後2死一、二塁とピンチを広げ、アルモンテ、高橋に連続タイムリーを浴びた。試合後も、「点の取られ方が悪い。申し訳ないです」と繰り返した。

 先発陣の不安が浮き彫りとなった。今週は前カードのジョンソン、九里、岡田、そして野村が先発マウンドに立ったが、4試合連続で初回に失点。試合の主導権を握れず、中継ぎ陣に負担がのしかかっているのが現状だ。

 残り34試合。ロングスパートへ投手陣の奮起は欠かせない。V3ロードを突き進む中、意地を見せたい。

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