広島ナイン マジック点灯も冷静 鈴木「まだ気にするときではなく」

 「広島6-4阪神」(15日、京セラドーム大阪)

 広島が優勝マジック「32」を点灯させた。対象チームである阪神との直接対決を制し、2日に王手をかけてから7度目の挑戦で成し遂げた。3年連続でのマジック点灯は球団史上初で、セ・リーグ一番乗りで60勝にも到達した。

 三回に丸の適時二塁打で先制すると、続く鈴木の22号2ランでこの回3点を先取。2点を返された直後の四回には丸が押し出し四球をゲットし貴重な追加点を奪った。中盤以降も会沢の10号ソロなどで加点した。

 1番・田中から始まる打線はリーグ屈指の破壊力を誇る。あとの打者につなぐ意識を徹底することで、どこからでも得点できる、切れめのない攻撃陣だ。それは一夜にして完成したものではなく、何年も前から種をまき、一貫してぶれずに育ててきた成果。今、成熟期を迎えている。

 「まだ気にするときではなくやっていきたい」と鈴木。丸も「5とか10、一気に減っていくものではない」と力を込めた。選手会長の会沢は「僕らには関係ないけど、相手には少しプレッシャーになるのかな」と言った。

 球団史上初のリーグ3連覇に向けて、ついにカウントダウンが始まった。それでもナインは一喜一憂せずグラウンドに立ち続ける。

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