緒方監督 下水流の劇的弾に興奮「大きな勇気を与える一打」
「広島10-9巨人」(20日、マツダスタジアム)
広島が後半戦、本拠地での初戦を劇的なサヨナラ勝利で飾った。
8-9の延長十回2死一塁で、下水流がマシソンの直球をはじき返し、右翼ポール際へ放り込んだ。二回までに7点のリードを奪いながら一時は試合をひっくり返された。それでも誰一人として諦めていた選手はおらず、最後まで戦い抜いてつかみ取った価値ある1勝だ。
下水流は「人生初」のサヨナラ本塁打。ヒーローインタビューを終えてロッカーへ向かう途中、報道陣に囲まれると右拳をにぎり「よっしゃー」と一言。ダイヤモンドを回っている瞬間の気持ちを問われると「何も覚えていない。最高の時間」と声をはずませた。
緒方監督も興奮気味だ。「下水流が決めた?それしかない。本当に大きな、大きな一打。ナインに勇気、広島のみなさんに大きな勇気を与える一打になった」と話した。
マツダスタジアムでは巨人戦10連勝。この日の試合前には、西日本豪雨災害の復興支援として、マツダスタジアム正面で両軍と審判員で義援金の呼びかけを行った。