ヘルウェグ0封デビュー 緒方監督、評価先送り…制球面課題も最速157キロ

 「ウエスタン、中日4-3広島」(17日、ナゴヤ球場)

 広島の新外国人ジョニー・ヘルウェグ投手(29)=前パイレーツ傘下3A=が17日、ウエスタン中日戦で実戦デビューを果たした。緒方監督、畝投手コーチが視察に訪れる中、1イニングを無安打無失点。6月中旬以来の登板で1死球1四球を与えるなど制球面に課題を残したが、直球の最速は157キロを計測した。

 「スコアボードにゼロを刻むことができて良かった。球速はすべてではないが自分の調子を見る1つの目安。日本の軟らかいマウンドで自分の投球ができたことは収穫です」

 猛暑のナゴヤ球場で“ヘルボーイ”は納得顔を浮かべた。2-2の五回。先頭・三ツ俣を152キロで一ゴロに仕留めると、杉山にはカーブが抜けて死球。溝脇を三ゴロに抑えた後、友永に四球を与え、ピンチを広げたが、最後は遠藤を154キロで中飛に打ち取った。

 無失点デビューも、変化球の精度を欠き、150キロ超の速球もバットの芯で捉えられたことで首脳陣は評価を先送りにした。緒方監督は「まだまだこれから。下で連投とかをしないといけない」。畝投手コーチも「左バッターに抜け球があった。コントロールの精度を上げてほしい」と注文を付けた。1軍ではジャクソンの状態が不安定で新助っ人への期待は大きい。今後は2軍で実戦を重ねて、昇格準備を整えていく。

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