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緒方監督、譲れぬ3連覇 豪雨被害の広島に「明るいニュース届ける」

 前半戦を総括する緒方監督(撮影・飯室逸平)
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 つらくても前に進んでいくしかない。広島・緒方孝市監督(49)が11日、マツダスタジアムで後半戦のロケットスタートを誓った。前半戦は76試合を消化し、43勝32敗1分けで3年連続の首位ターン。西日本大豪雨の被害に心を痛めながらも、リーグ3連覇へ新たな決意を胸に、勝負の後半戦へ向かう。

 真夏のような暑さの中、マツダスタジアムにナインの元気な声が響き渡った。西日本を襲った大豪雨の影響で9日からの阪神3連戦は中止に。緒方監督は「毎日悲しいニュースが入ってくる。言葉にならないというか、非常につらく思う」と沈痛な面持ちを浮かべ、「亡くなられた方、行方不明の方、避難して不安な中生活している方。何の力にもなれなくて申し訳なく思うけど、微力ながらできることっていうのは、このグラウンドで精いっぱい頑張って少しでも明るいニュースを届けることしかできない」と言葉を絞り出した。

 悲しみに暮れる広島の街を、もう一度盛り上げたい-。決意を新たにした緒方監督は後半戦のロケットスタートを誓った。昨季は4カード連続勝ち越し。前半戦の勢いのまま、好発進を決めて連覇の道を突き進んだ。後半戦初戦となる16日・中日戦の舞台は鬼門・ナゴヤドームだが昨季の再現で好発進を狙う。

 「後半戦まで1週間ほど期間が空く。まずしっかりとした入りの戦いをしたい。8月は連戦もあるし、9月の日程を考えれば、本当に厳しい日程が待っている。順位とかゲーム差とか、相手を意識するわけではなくしっかりと一試合一試合カープの野球をやっていくだけだと思っている」

 3年連続首位ターンを決めたものの、前半戦は誤算続きだった。鈴木、丸、野村ら主力選手がチームを離脱。昨季のリーグ連覇に貢献した薮田、安部らが不調に陥った。交流戦は3年ぶり負け越し。思わぬ逆風にさらされる中で、戦力層の厚さを見せつけた。野手では野間、西川、投手陣でもアドゥワ、高橋昂、育成出身のフランスアがチームに刺激と新たな風を吹き込んだ。

 リーグ屈指の打線を誇るだけにキーマンは投手陣となる。指揮官は開幕からローテの軸として奮闘する大瀬良の疲労を考慮し、野村、ジョンソン、岡田の名前を挙げて「彼らの力が必要になってくると思う」と期待。さらに2軍調整中の薮田、中村祐、今村に加えて、新助っ人のヘルウェグの働きを「後半戦のポイント」とした。

 「投手が中心となった守り勝つ野球、攻撃でも、1点1点最後まで諦めない試合を最後までやっていきたい」と緒方監督。広島の街と共に前に進んでいく。

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