永川、743日ぶり1軍登板、2回0封 左膝手術乗り越え「球団に恩返しを」

 「広島4-8日本ハム」(7日、マツダスタジアム)

 広島の永川勝浩投手(37)が復活だ。16年5月25日の巨人戦以来、743日ぶりの1軍登板を2回無失点で飾った。昨季は1軍登板なし。9月下旬に左膝のクリーニング手術を受け現役続行を決断した。チーム投手最年長。後輩からも慕われる16年目のベテラン右腕が帰ってきた。

 拍手喝采を浴びながら、永川はベンチに戻った。九回2死。左翼の野間がファウルゾーンで中島の飛球をキャッチ。「だいぶ緊張した。でも結果が出て良かった。ホッとしている」と汗をぬぐう。復活登板を2回2安打無失点で飾った。

 4点ビハインドの八回から出番が来た。1死から大田に左翼線を破られる二塁打を許したものの、近藤を145キロの直球で一ゴロ。なおもピンチで迎えた中田は、外角へのカットボールで空振り三振に斬った。

 ベンチに戻ると畝投手コーチから声をかけられた。今季9試合に登板したウエスタンで、回をまたいだことは一度もない。「投げさせてもらえるなら何回でも結果を出すのが仕事」。登板前から腹は決まっていた。「もう一度、気持ちを入れ直して」九回、戦いの場へ戻った。

 2死から鶴岡に中前打を浴びた。それでも落ち着いて後続を打ち取り、743日ぶりの1軍登板を終えた。「最初は高かったけどね。その後は低めに良い球を投げてくれた。次も頑張ってもらいましょう」。ベテランの復活に緒方監督は期待を寄せた。

 昨年9月に左膝のクリーニング手術を受け、契約更改交渉では減額制限を超えるダウン幅を受け入れた。「契約してもらって球団に恩がある。クビを切らないで、戦力として考えてくれた。恩を返さないといけない」。広島で生まれ、自由獲得枠で入団した。愛着は大きい。再びマウンドに立ち、結果で示すことを誓った瞬間でもあった。

 投手陣最年長の37歳。積み上げてきた実績がある。薮田が2軍で再調整を命じられたときには助言を送った。自らの経験を伝え、若手投手の成長を促している。

 松坂世代の1人。昨オフ、同学年の梵は退団を決断し、江草は引退した。08年にはチームに7人いた松坂世代は今季、1人になった。「1試合1試合を抑えていきたい」。最速は147キロ。充実の30球を投げ終えた永川が、新たなスタートラインに立った。

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