広輔 V撃&今季4度目の猛打賞 チームをけん引「1番」の仕事キッチリ

 「広島1-0ヤクルト」(20日、マツダスタジアム)

 価値ある一打で、白星を呼び込んだ。広島・田中広輔内野手が先制V打を含む3安打で4月19日以来今季4度目の猛打賞。チームをけん引する不動のリードオフマンは、5月の本拠地無敗に大きく貢献した。

 スコアボードに貴重な「1」が刻まれたのは二回だ。2死二、三塁の先制機。「チャンスだったので何とか先制点という気持ちで入りました。三振だけはしないように」とカウント1-2からの5球目、小川の高め直球をきれいに左前にはじき返した。きっちり仕事を果たすと、スタンドから割れんばかりの大歓声が送られた。

 初回先頭では小川に8球を投げさせて四球を選び、五回の右前打と七回の右越え二塁打はいずれも3球以内に仕留めるなど内容も光った。「ファウルでいやらしく粘れるし、早いカウントからを前提にいくことで長打も打てる。広輔のいいところ」と迎打撃コーチ。さまざまな打撃ができるのは強みだ。

 この日の猛打賞に浮かれることなく「続けられるように頑張ります!」と冷静に意気込んだ田中。22日からは宇都宮(栃木)とひたちなか(茨城)で2位・巨人と2連戦。昨季は地方球場で10打数6安打4打点、今季も呉で4打数2安打3打点と好成績をマークしている。マツダスタジアムから舞台を変え、得意の地方でも輝きを放ち続ける。

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