九里7回1失点 今季初星スルリも熱投100球

 「ヤクルト4-3広島」(6日、神宮球場)

 今季初白星はつかめなかったが、次につながる100球の熱投は色あせない。今季2度目の先発マウンドに臨んだ広島・九里亜蓮投手(26)が7回を4安打1失点。闘志むき出しの熱投で燕打線に立ち向かった。

 「先発のチャンスをもらったので、自分のピッチングができて良かった。一回だけじゃ意味がないので、しっかり続けていきたい」

 初回を三者凡退に抑えるとリズムに乗った。多彩な球種を低めに集め、粘り強い投球を展開。2点を先制してもらった直後の四回、バレンティンにソロを被弾したが、その後に引きずらなかった。七回2死一、三塁のピンチも代打・鵜久森を見逃し三振に斬り、スコアボードに「0」を並べた。

 降板後は「打たせて取るタイプのピッチャーなので、会沢さんにしっかりリードしてもらい、野手の方にもしっかり守ってもらいました」と感謝した。

 しかし、九回2死から守護神・中崎が代打・大引にまさかの同点ソロを浴び、九里の白星は幻と消えた。それでも持ち味は発揮した。

 当初は4月30日・阪神戦に先発予定だったが、野村の離脱を受けて3日・巨人戦に変更。さらに2日の試合が雨天中止となり、この日まで登板がずれ込んでいた。常々「1日前に言われても大丈夫です」と胸を張るタフネス右腕が先発の役割を全うした。

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