エルドレッド 4発口火の5号ソロ 会沢、菊池、バティスタが続いた

 「ヤクルト1-10広島」(5日、神宮球場)

 鯉の季節にふさわしい猛攻で、少年少女に夢を与えた。広島が今季初の1試合4発で、前夜の完封負けの鬱憤(うっぷん)を晴らす10得点。緒方監督は「(先発)野手全員安打でしょ?いい攻撃ができた」と快勝に目を細めた。

 最初の一発をかち上げたのは、エルドレッドだ。鈴木が初回に先制適時打を放ち、二回の先頭。梅野が投じた142キロ直球を豪快に振り抜いた。打球は鯉党の待つ左中間席へ飛び込む5号ソロ。「カープファンの子どもたちも喜んでくれたと思います」。昨年の5月5日にも2発を放っている4児の父は“こどもの日男”ぶりを遺憾なく発揮した。

 菊池も光を見せた。二回1死満塁から梅野をKOする走者一掃の右越え適時二塁打を放つと、八回2死一塁では左越えに5号2ラン。自身初の1試合5打点でチームトップの20打点と無類の勝負強さだ。「そこで打たないと勝ち切れないので、より集中して打席に入っている。丸がいないので、やらなきゃいけない」。主力の自覚をバットに込めた。

 四回に会沢、八回にはバティスタが菊池の直後にアーチ。新井も丸も故障離脱中だが、猛威を振るうことができるのが広島打線の強みだ。「丸もいないし、松山も調子が良くない。みんなでカバーしないと」と東出打撃コーチ。個の力も総合力も示し、首位街道を独走していく。

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