誠也4戦連続H 今季初完封負けも主砲奮起打!鯉党沸いた

 「ヤクルト8-0広島」(4日、神宮球場)

 広島が今季30試合目で初の完封負けを喫した。ヤクルトの先発・ブキャナンの前にわずか5安打。自慢の打線がつながりを欠き沈黙した。大敗の中、鈴木誠也外野手(23)が4試合連続安打を記録。昨年月間最高打率・330をマークした5月を迎えて、打撃は上り調子だ。連敗阻止へ、若き4番のバットでツバメを狩る。

 東京音頭がにぎやかに鳴り響き、緑の傘が激しく揺れた。ゴールデンウイークまっただ中。超満員に膨らんだ神宮球場で赤ヘル打線がまさかの沈黙だ。スコアボードに「0」が9つ並び、今季初の完封負けを喫した。

 「今日もスタンドをカープファンが真っ赤に染めてくれたのに、良いところを見せられなかった。明日はカープの野球をできるようにやっていきたい」

 試合後、緒方監督は淡々と語り、気持ちを切り替えた。ヤクルト先発・ブキャナンとは今季2度目の顔合わせ。前回4月19日(マツダ)の対戦でも五回まで無得点に封じられたが、六回に集中打を浴びせてマウンドから降ろしていた。

 だが、この日は自慢の打線が最後まで振るわなかった。150キロ近い直球、カットボール、チェンジアップ、カーブにほんろうされ、わずか5安打。二回から四回まで3イニング連続で先頭の走者を出したが、2併殺などで好機をつぶした。「ベースを広く使われたね。コースに投げきられた」と東出打撃コーチ。ベンチから「高めを積極的に行こう」という指示を出したが、結局三塁さえ踏めなかった。

 ただ大敗の中、鈴木が東京の鯉党を沸かせた。二回先頭で打席に立つと、ブキャナンの初球144キロを迷わず振り抜いた。打球は痛烈なライナーで中前へ。試合前までブキャナンは10打数4安打1本塁打のお得意さま。この夜も3打数1安打。「(ブキャナンは)良かった。カットボールもいいし、球威もあった」。試合に敗れ表情は険しかったが、5月を迎えて調子が上がってきた。

 昨季の5月は月間最高打率・330、5本塁打、21打点を記録。今季もここまで10打数4安打、2本塁打と快音が続く。四回には空振りした際に表情をゆがめ、ベンチからトレーナーが飛び出す場面も。手首を痛めたと思われたが、本人は「手首じゃないです。大丈夫です」ときっぱり。その後も試合に出続け、主砲の自覚を示した。

 今季30試合目で初の完封負けという事実が逆に王者の強さを物語る。長いシーズンを戦えばこんな夜もある。2位・巨人とはまだ3・5ゲーム差。仕切り直して連敗阻止するだけだ。

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