誠也、復帰後初打席で即復活打 代打で執念内野安打

 「広島5-4ヤクルト」(19日、マツダスタジアム)

 若き主砲が、再びグラウンドへと舞い戻った。下半身の張りによる離脱から前日18日に出場選手登録された広島・鈴木が代打で復帰後初出場。3月31日以来の1軍での打席は、内野安打でチャンスメークする結果となった。

 赤く染まる本拠地がドッと沸いたのは1点差に迫った六回2死一、二塁。一打逆転の場面で登場すると、大歓声とともに打席に入った。2ボールからブキャナンのカーブに反応すると、打球は三遊間へ。全力疾走で三塁内野安打。満塁へと好機を広げ、一塁へ到達すると笑みを浮かべた。

 開幕3戦目の1日から欠場し、4日に出場選手登録を抹消。2軍合流前の3軍調整中には大野練習場で、復帰へ最善を尽くし汗を流してきた。打撃練習では「よく打つなぁ」とスタッフが目を見張るほどバットを振り続けた。

 患部の状態が万全になるまでは代打出場となる模様だが、完全復帰への一歩を記した。試合中も常にベンチから身を乗り出し、チームの勝利へ声を出し続けた。

 「今まで迷惑しかかけてないので。去年から今年の最初も貢献できていない。もう落ちることは許されない」。前日に並々ならぬ決意を語っていた鈴木は燃えたぎる情熱を胸にグラウンドに立つ。

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