中崎リミッター解除 CSへ宣言、イニングまたぎ&連投「不安はない」
広島・中崎翔太投手(25)が8日、マツダスタジアムを訪れ、休日返上で汗を流した。18日から始まるCSファイナルS(マツダ)まであと10日となったこの日、守護神はリミッター解除を宣言。イニングまたぎ、連投もいとわずチームを勝利に導く覚悟だ。
ナインが一致団結した決起集会から一夜明け、中崎がリミッター解除を宣言した。今季1試合だけのイニングまたぎをポストシーズンでは辞さない覚悟。「不安はない」と言い、ブルペン陣の結束の強さを言葉に込めた。
「たくさん投げる人がいるので、与えられた場所で投げられたらいい。一人一人、いい調整ができればいい」
今季は中崎を含め、今村、ジャクソン、中田、一岡の5投手が50試合以上に登板した。互いにカバーし合い、リーグ連覇に導いた。ポストシーズンでも同じ心意気だ。負けられない戦いの中、守護神は連投も歓迎する。
「勝っていれば毎日でも投げる機会はあると思う。負けていても勝ちパターンが行くことがあると思うので、いつ行ってもいいように準備していきます」
CSファイナルSまであと10日。本番へ向けて、仕上がりは順調だ。今後はブルペンに入る回数を増やして、状態を確認していく。
前夜はマツダスタジアム内で首脳陣、スタッフも交えて決起集会を行った。中崎は「僕は端の方でおとなしくしていただけなので。(体調不良の)新井さんがいなかったので早く戻ってきてほしい。盛り上げてほしいですね」と笑った。チーム一丸ムードが高まる中、守護神も静かに闘志を高めていく。