広島・大瀬良、個人でも勲章獲る 新人以来3年ぶり10勝&規定投球回

 広島・大瀬良大地投手(26)が25日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加した。先発予定の27日・ヤクルト戦(マツダ)に向けてブルペン投球などで調整。今季レギュラーシーズン最後の先発マウンドで、3年ぶりの2桁勝利と規定投球回クリアを狙う。

 青く澄んだ空の下、大瀬良は一人、黙々と汗を流した。2桁勝利まであと1勝。規定投球回も残り4回1/3で到達する。「規定投球イニングは僕の中で一つの目標だった。2桁(勝利)もここまできたら、あと一つ勝てたらいい」。ラストチャンスで先発投手の勲章をつかみにいく。

 今季は138回2/3を投げ9勝2敗、防御率3・76。疲れが見えた8月末に出場選手登録を抹消されたが、9月10日に再昇格。ほぼ1年を通して、先発の仕事を果たしてきた。ルーキーイヤーの14年以来3年ぶりにW達成できれば、CSでのローテ入りも見えてくる。

 「CSで先発のマウンドに立ちたい思いはある。1年間ずっと頑張ってきて、外れるのはすごく悔しい。任せようと思ってもらえるように、マウンドでその思いを表現したい」

 CSの先発ローテは野村、ジョンソン、薮田の3人は決定的。残り2枠を若い中村祐、岡田と争っている。前回21日・阪神戦(マツダ)は10勝目の権利を一度はつかみながら、六回途中で崩れ、節目の勝利を逃した。試合後には緒方監督から「悔しかったら結果を出せ!」と叱咤(しった)された。

 大瀬良は「イニングの途中で降りる形になって、すごく悔しい思いがあった。今度は内容も結果も残せるようにしたい」と雪辱を誓う。降板後のベンチで見せた自分自身への怒りを白球に込める。

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