誠也、日本ハムにリベンジじゃ 不振で終わった日本S…3連敗の悪夢振り払う!

 広島は6日から昨年の日本シリーズで敗れた日本ハムとの交流戦3連戦(札幌ドーム)に挑む。鈴木誠也外野手(22)が5日、雪辱へ意欲を示した。同シリーズでは打率・222と苦戦。3連敗を喫した敵地でも11打数3安打だった。今回は交流戦とはいえ、一戦必勝の精神で借りを返す。

 舞台は違えど、借りを返すチャンスが訪れた。6日からの日本ハムとの3連戦。決戦を翌日に控え、鈴木はチームと共に札幌入りした。日本シリーズで3タテを食らって以来となる屈辱の地。平常心を貫き、苦い思い出を払しょくすることを誓った。

 「去年と今年ではチームも変わっているだろうし、短期決戦とシーズンでの戦い方も違ってくる。全くの別もの。なので、日本シリーズのことはあまり意識していません。まずは目の前の1試合1試合が大事なので」

 昨年の日本ハムとの交流戦は打率・364と好成績を残したが、日本シリーズでは同・222と不振に陥った。3連敗を喫した札幌ドームでは第5戦で先制打を放つも、11打数3安打。厳しい内角攻めに苦しんだだけでなく、崩した打撃フォームの修正に時間がかかり、状態を戻せないまま2勝4敗で終戦を迎えた。

 現在はリーグ6位の打率・316、同3位の11本塁打、同2位の42打点と打撃は好調だ。4月25日・巨人戦以降は4番に固定され、打線の軸としてチームに欠かせない選手となった。

 交流戦の重要性は人一倍、理解している。昨季はオリックス戦で3試合連続決勝弾を放つなどして大ブレーク。その後、安定した成績を残し、高卒4年目でレギュラーの座をつかみ取った。

 チームも昨季は苦手としていた交流戦を3位で終え、その勢いのままセ・リーグ首位も堅守した。「チームとしても個人としても、去年は交流戦をいい流れで終えることができた。今年もいい感じでここまできている」と確かな手応えを感じつつある。

 札幌、仙台と続くビジター6連戦が一つの山場になる。今季ホームでは19勝6敗と勝ち越しているが、ビシターは14勝15敗1分けと負け越している。それだけに、日本ハムだけを過剰に意識するわけにはいかない。

 「相手がどことかは関係ない。自分のやるべきことをしっかりするだけなので」。常に目の前の戦いに集中する姿勢で臨み、パ・リーグ5位と低迷する日本ハムを打ち砕く。

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