広島、甲子園3連戦で11年ぶり3連敗 緒方監督「うちの目指す野球をやっていくだけ」

 「阪神6-0広島」(7日、甲子園球場)

 広島が今季、4度目の零封負けで、2年ぶりに同一カード3連戦3連敗を喫した。阪神戦3連戦3連敗は、13年7月5~7日以来で、甲子園に限れば06年9月26~28日以来、11年ぶりだ。

 この日、阪神は能見が先発。2番に堂林、6番にペーニャを置く布陣を組み試合に臨んだ。初回、田中の左前打を起点に1死満塁とするが、新井が空振り三振。続くペーニャのバットも鋭く落ちるフォークの前に空を切った。この得点機を逃すと、最後までスコアボードに「0」が並んだ。

 この試合まで未勝利だったベテラン左腕を打ち崩せなかった。石井打撃コーチは「腕がしっかりと振れていたし直球、フォークにキレがあった」と振り返った。

 5日の初戦は終盤に逆転され、前日6日は22年ぶりに9点差をはね返されるという歴史的な黒星を喫した。だが、シーズンはまだ5月上旬。始まったばかりだ。試合後、緒方監督は「チームの状態が悪くなったからと言ってどうの、こうのはない。うちの目指す野球を1試合1試合、やっていくだけ」と前を向いた。

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