「中日３－５広島」（６日、ナゴヤドーム）

　広島が延長戦を制し２カード連続勝ち越しで１分けを挟んで４連勝。首位巨人に０・５差と迫った。

　九回２死から追いつかれた広島は延長十一回、田中、菊池、丸の３連打で１死満塁とし、新井の右犠飛と相手の隙をついて二塁走者の菊池が好走塁で本塁を踏み２点を勝ち越した。

　決勝犠飛を放った新井は「最後まで諦めずにやりました。みんながつないでくれた打席ですし、なんとかしたいと思っていた。（三走の）広輔（田中）がよく走ってくれました。いい場面でつないでくれたみんなに感謝したいです。勝てば疲れも吹き飛びます」と話した。

　開幕から６試合中５試合に登板している薮田が今季初勝利。ブレイシアが来日初セーブを挙げた。

　広島は四回に田中、菊池、丸で好機を作り鈴木の２点適時打とエルドレッドの適時打で３点を先制した。

　中日は七回に大島のソロで１点を返し、九回２死二塁からゲレーロ、ビシエドの連続長短打で同点に追いついたが、延長戦で力尽きた。

　中日は１分けを挟んで５連敗。開幕から６試合勝ち星がない。