上本、打撃力UPへ兄マネ打法じゃ 背水5年目決意の丸刈り

 広島の上本崇司内野手(26)が21日、沖縄・コザしんきんスタジアムで小窪哲也内野手(31)と自主トレを行った。背水の覚悟を示すかのような決意の丸刈り。昨年は1軍出場7試合と悔しいシーズンとなった。今オフは兄・博紀(阪神)のフォームも参考にしながら打撃を強化。“脱守備固め”で1軍定着を目指す。

 自主トレに備え、9年ぶりに頭を丸く刈り込んだ。背水の覚悟で迎えた5年目。上本に迷いはない。「おしゃれしている場合ではない。高校以来。気合です」と闘志をみなぎらせた。

 昨季の1軍出場は守備のみで7試合。同じユーティリティープレーヤーの西川は、守りだけでなく代打でも活躍し、1軍に帯同し続けた。「今年は打でアピールしていきたい。客観的に見ても打撃が一番大事。1軍に定着できるように、打撃力アップに取り組んでいる」と守備固めの立場からの脱却へ、強い意志を示した。

 小窪らと行っている合同練習では、ひたすらバットを振り込んでいる。打撃練習中にタブレットで動画撮影し、修正点を毎回確認する。

 「1日500回は最低でも振っている。実際に打っているのと、動画を見たら全然違うので、その差を埋めないといけない。下半身の使い方であったり、まだまだ」

 兄・博紀の打撃フォームも動画を見て参考にしている。「軸がぶれなかったり、バットの使い方が上手い。ヘッドの出し方などは聞いたことがあります。体が僕より細いですけど、打球は飛ばしますし、ホームランも普通に打てる」と尊敬の目差しを向けた。

 「順調にできている。(広島に)帰ってからも妥協せずに今の練習を続けたい」。2月1日から始まる戦い。上本が全力でぶつかっていく。

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