ドラ2高橋昂也“黒田流”で生き抜く!レジェンド本から極意吸収だ

 手にしたのは、レジェンドの著書だった。広島ドラフト2位・高橋昂也投手(18)=花咲徳栄=は7日、昨季限りで現役を引退した黒田博樹氏の「決めて断つ」を持ち込んだ。「これから読みたいです」。活躍するための極意を学び、プロの世界に飛び込む。

 既に黒田氏のもう1冊の著書は読破している。カープ入団が決まった直後、手にしたのが米国時代の投球技術や投球心理について著された「クオリティピッチング」。学校では授業前に読書する「朝読」の時間が設けられている。「これからプロでやっていく中で勉強になりました」と、全ページを読み終えた。

 印象に残っているのが、打者との対戦を球種、コースなど、細かくノートに記していたこと。試合へ向けての準備の重要性を再確認させられた。「僕もそういうことをしないと一流にはなれない。やっていきたいと思います」。黒田氏に倣い、今後は日課として野球ノートを付けていく。

 寮生活は初。昨年の入団会見で、こだわりがあるといったマイ枕と空気清浄機も持ち込み、これから始まる戦いに備えた。「しっかり頑張りたい」。黒田流の準備法を受け継ぎながら、高橋昂が成功への道を歩んでいく。

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