ヘーゲンズ帰国 来季カープ残留決定的 “カープ愛”強調して帰国の途に

 広島のブレイディン・ヘーゲンズ投手(27)が日本シリーズ敗退から一夜明けた30日、米国へ帰国の途に就き、「全体的には良かったと思う」と来日1年目のシーズンを振り返った。来季残留が決定的な助っ人は「チームの方から要求された場所でベストを尽くしたい」と今季同様、先発、中継ぎにフル回転する覚悟を示した。

 来日1年目のシーズンを終えた助っ人右腕の表情は充実感に満ちていた。50試合に登板して7勝5敗、防御率2・92。先発、中継ぎにフル回転した今季を「とても熱いものだった。感動したし、興奮もした」と表現したヘーゲンズ。来季の希望ポジションを問われ、持論を口にした。

 「自分の役割というのはチームが決めるのであって、先発をしたい、中継ぎをしたいという気持ちを(自分から)伝えるのは違うと思う。チームの方から要求された場所でベストを尽くしたい」

 中継ぎからスタートし、8月中旬に先発転向。日本シリーズから再び中継ぎでブルペン待機した。言葉通り、求められた役割を黙々と遂行し、献身的な姿勢を貫き通した。25年ぶりのリーグ優勝への貢献度は計り知れない。

 来季残留は決定的で、「支えてくれる方がたくさんいた。自分の気持ちとしては、カープに戻ってくること以外は考えられない」と“カープ愛”を強調した。

 黒田が現役を引退し、投手陣は再編を迫られる。「黒田さんは偉大で、抜けた穴は大きすぎる。そこを埋めたいとかは、簡単には言えない」と神妙に話した右腕。先発か、中継ぎか。どんな形であれ、フル回転する覚悟はできている。

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