エルド4戦連続H 4戦連続ならずも「全く気にしていない」
「日本シリーズ・第4戦、日本ハム3-1広島」(26日、札幌ドーム)
日本シリーズ史上初の4試合連続本塁打は、夢と消えた。それでも広島のブラッド・エルドレッド外野手は言った。「全く気にしていない。チームが勝つために、みんなは頑張っているんだから」。目指すのは32年ぶりの日本一。本塁打記録が途切れた以上に、チームの敗戦が悔しかった。
大記録達成は逃したものの、4試合連続安打と好調は維持している。六回1死では、内角153キロの速球を詰まりながらも右前に運んだ。四回には高々と打ち上げた一打が、適時失策で先制点となるラッキーもあった。
打撃練習では中堅から右翼方向を意識する。「球はしっかりと見えている。きょうは相手の投手に、しっかりと投げきられただけ」。ボール球を追いかける悪癖は今シリーズでは見られない。
チームは2連勝後、2連敗。王手をかけて29日から地元での戦いに臨むためにも、27日は負けられない。「しっかりと、自分の仕事ができるように頑張りたい」。チーム最古参の助っ人。歓喜を呼びこむために、打席に立つ。