文字サイズ

黒田の降板に両チームのファンが拍手 現役最終登板の可能性

6回、降板となった黒田博樹(中)に拍手する広島ファンとナイン=札幌ドーム(撮影・西岡正)
3枚

 「日本シリーズ・第3戦、日本ハム-広島」(25日、札幌ドーム)

 日本シリーズを最後に現役引退を表明した広島・黒田博樹投手(41)が、5回2/3を投げて4安打1失点と好投。六回にアクシデントに見舞われ途中降板したが、全85球。1点のリードを守り抜き、勝利投手の権利を持って降板した。

 序盤から粘りの投球だった。初回に近藤、大谷の連打から1死二、三塁。広島は前進守備を敷かず、中田の遊ゴロの間に先制点を失った。ポストシーズンも好調な攻撃陣を信頼し、大量失点を避けるシーズン同様の戦法。1点を失ったが、以降は熟練投球を続けた。

 札幌ドームでの登板は、2005年6月14日以来。四回は大谷の右中間を破る二塁打で、無死二塁のピンチを背負った。だが、ここも中田を二飛、岡を一ゴロ、レアードを右飛に斬って脱した。宝刀ツーシームを軸にカットボール、スライダー、スプリットなどで打者の芯を外す投球。今後の戦況次第では、現役最後の登板になる可能性もあるが、らしさ全開の投球となった。

 だが、アクシデントが起こったのは六回。この回、近藤を三飛に抑えると、続く大谷との対戦。ここまで2安打されている大谷に対してカウント1-1から3球目、外角のスプリットで左飛に抑えた。ここで黒田がマウンド横で両手を膝に付くと、畝投手コーチらが急いでマウンドへ。故障箇所は不明だが、開幕前から右足首付近に痛みを抱えており、一度ベンチに下がった。

 しかし、約2分間の治療後、再びマウンドへ。一度は投球練習を再開したが顔をしかめて、3球投げた後にマウンドを降りた。この姿に広島ファンだけでなく、日本ハムファンも大歓声。5回2/3を投げて4安打1失点。チームの戦況次第では、これが最後の登板になる可能性もある。満身創痍(そうい)で戦った41歳レジェンドの熱投に、球場全体が拍手を送った。

 41歳8カ月でのシリーズ登板。10年・山本昌(中日)の45歳2カ月、13年・斎藤隆(楽天)の43歳8カ月、50年・若林忠志(毎日)の42歳8カ月に次ぎ、史上4番目の年長記録となる。バトンを受けたヘーゲンズが、中田を三ゴロに打ち取って無失点。バトンをつないだ。このまま勝ち切れば3戦3勝。手負いの黒田とともに、32年ぶりの日本一に王手を掛ける。

関連ニュース

    編集者のオススメ記事

    カープ最新ニュース

    もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス