松山アンパンチV弾!誠也に続いた!勝ち越し10号ソロ

 「巨人4-6広島」(10日、東京ドーム)

 強烈な“アンパーンチ”で広島が優勝を決めた。初球だった。四回、鈴木誠也外野手の同点弾に狂喜乱舞する鯉党の興奮が冷めやまない中、松山竜平外野手が快音を響かせた。再び沸き起こる大歓声。白球は静まりかえる右中間席中段に突き刺さった。

 勝ち越しの一発は、2013年以来3年ぶりの2桁となる10号ソロだ。内角低めの難しいコースだったが、松山にとっては一番の“大好物”。「誠也の本塁打がでかい。あれでマイコラスがダメージを受けて甘いボールが来た」と胸を張った。

 今年は開幕からずっと丸刈り頭。「気合を入れるため」と笑う松山だが、周囲を和ませるムードメーカーはチームに欠かせない存在。25年の悲願に貢献したアンパンマンは正真正銘、鯉党のヒーローだ。

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