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田中広輔2盗塁で藤浪かく乱!巨人に7・5差 最短19日にマジック点灯

 3回、二盗を決め鶴岡の悪送球を誘う(撮影・飯室逸平)
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 「阪神2-7広島」(17日、京セラドーム大阪)

 広島が底力を見せつけて阪神を圧倒。2位・巨人とのゲーム差を「7・5」に広げた。田中広輔内野手(27)の2盗塁など機動力で阪神投手陣を追い詰めると、14安打7点を奪い猛虎を粉砕した。この2試合で計7盗塁。機動力を押し出して連勝し、貯金は今季最多タイの「22」だ。最短で19日にマジック「23」が点灯する。

 指揮官がベンチ前で出迎えたのは、頼もしきナインたちだった。相手のわずかな隙も見逃さない。掲げる機動力を存分に見せつけて奪った、価値ある1勝だ。緒方監督は目尻を下げて言った。

 「うちらしい1点ずつ返していく野球ができた。(藤浪は)簡単には打ち崩すことはできない。そういうところ(盗塁)から打ち崩していかないと」

 初回に2点を先制され、迎えた三回だ。先頭の田中が遊撃への内野安打で出塁すると、菊池の打席で二塁へ滑り込んだ。捕手・鶴岡の悪送球もあり一気に三塁へ。ミスを誘い好機を広げると、松山の中前適時打で本塁を駆け抜けた。

 勝ち越し点も好走塁がもたらした。2-2の五回。中前打で出塁した菊池がすかさず二盗に成功、丸が左中間を破る適時二塁打を放った。丸は「2点差ならチャンスはあるとみんな思っている。1点を取ると流れが変わる。だから逆転が多い」と胸を張った。

 次の塁を積極的に狙う機動力野球が、脈々と受け継がれるチームのDNAだ。前日に4盗塁し、この日は3盗塁を決めた。今季の阪神戦での盗塁数は「29」で、チーム総数はリーグ断トツの「96」を誇る。2盗塁した1番の田中は、リーグ2位のDeNA・梶谷に並ぶ23盗塁。首位のヤクルト山田の27盗塁に「4」と迫った。「盗塁王?まだ意識をする時期じゃない」と言い、「僕は塁に出て帰ってくるのが仕事。チームが勝てるように走っていきたい」と前を見据えた。

 貯金を今季最多タイの22に増やし、2位・巨人とのゲーム差を7・5に広げた。最短で19日にマジック23が点灯する。チーム打率や本塁打、総得点などリーグ最強の打線が注目を浴びるが、わずかな隙も見逃さない緻密な攻撃が、首位を独走する原動力になっているのは間違いがない。田中が胸を張った言葉が、ナインの思いだ。「次の塁を狙う意識は常に持っている」-。

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