史上初!広島がコリジョンでサヨナラ

9回、赤松真人の中前打で、二走・菊池涼介がホームを突き、一度はアウトと判定されるも、コリジョンルール適用で、サヨナラ勝ちとなる。捕手は西武・上本達之=マツダスタジアム(撮影・吉澤敬太)
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 「交流戦、広島3×-2西武」(14日、マツダスタジアム)

 広島がコリジョン(衝突)ルールの適用で、サヨナラ勝利をものにした。今季から導入されたコリジョンルールが適用されてのサヨナラ勝利は史上初。殊勲の赤松真人は約10分間のビデオ判定の末、喜びを爆発させた。

 九回に2-2とされた直後の攻撃。2死から菊池が安打で出塁し、丸の打席中に二盗。得点圏へ進むと丸が歩かされ、一、二塁になった。八回に新井の代走で出場していた赤松が打席に入り、中前打を放った。

 二塁から本塁を狙った菊池は西武・上本捕手にタッチされアウトの判定。これに広島・緒方監督が抗議し、ビデオ判定に入った。上本の左足が菊池の走路をふさいでいるようにも見え、協議は約10分にも及んだが、判定が覆り、セーフとアナウンスされた。

 サヨナラ勝利が確定するやいなや赤松はベンチを飛び出して駆け出し、喜びを爆発させた。俊足なだけあって、何人かの選手は追いかけることすらできないほどの喜びようだった。

 お立ち台では「ちょっと喜ぶタイミングが難しかったですけど、結果セーフで良かったです。最高です!」と絶叫。「皆さんと同じでセーフであってくれてと。アウトなら僕が持ってなかったと。それぐらいの感じで待ってました」と過去に誰も経験していない心境を振り返った。

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