ジョンソン5回0封!万全じゃ開幕リハ

 「オープン戦、広島3-2DeNA」(12日、マツダスタジアム)

 シーズンがいつ始まっても問題はない。開幕投手を務める広島・ジョンソンが先発。開幕カード前哨戦となるDeNAを相手に、5回を投げて3安打無失点の快投だ。先頭打者に1度も出塁も許さなかった。開幕へ向けて順調な仕上がりだ。

 一回、先頭の白崎と4番・筒香を空振り三振に仕留めるなど、立ち上がりから全開。「真っすぐが生命線になる。真っすぐを投げることで他の球種が生きてくる」。最速147キロの直球を軸に、変化球を織り交ぜながら打者を手玉に取った。

 四回にも、筒香を内角直球で追い込むと、外に逃げる132キロのカットボールで空振り三振に仕留めた。強力打線の4、5番から2打席連続の三振を奪うなど、計6奪三振と上々の結果。緒方監督は「去年に近いピッチング。カットボールなど早いボールの曲がりが戻ってきた」と目を細めた。

 昨季、DeNA戦は4試合の登板で2勝2敗。防御率3・33と、セ・リーグ5球団との対戦ではワーストの成績だったが、不安を払しょくした。

 ここまで、対外試合4試合で計15回2/3を投げ1失点。次回は19日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に先発し、中5日で開幕マウンドに向かう予定だ。「すべては順調に進んでいる」と力強く言い切った左腕。初の大役へ向け、静かに闘志を燃やした。

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