堂林が新打法でマルチ!指揮官も納得

 「練習試合、西武4-2広島」(9日、南郷スタジアム)

 広島・堂林翔太内野手(24)が9日、西武との練習試合(南郷)で、チーム唯一の複数安打となる2安打1打点をマーク。今秋から取り組む新打法への手応えを口にした。丸佳浩外野手(26)も新たなリードの構えから2盗塁。各自の取り組みが形となり、緒方孝市監督(46)も満足げだった。

 両手に残る心地よい感触が、堂林の声を弾ませた。日南秋季キャンプ初の対外試合、西武戦で2安打1打点をマークした。「思ったよりうまくいけた。ユニホームが違う相手に結果を出せたのは自信になる」。力強い口調が、新打法への手応えを物語った。

 1-0の四回1死一塁。佐藤から左中間を破る適時二塁打を放った。相手失策で出塁した走者を生還させ「長打が出て良かった。エラーの直後だったので」と、うなずいた。

 さらに2-3の六回1死、藤原から中前打。「自信にしたい。高めの真っすぐにかぶせていけた。あれがライナーになるか、ポップフライになるかで大きく違う」と、成果を口にした。

 33試合で打率・261、3打点、0本塁打。不本意な今季から巻き返すべく、石井打撃コーチの発案で今秋から新打法に取り組む。中日などで活躍した通算2371安打の落合博満を参考に、両足の幅を狭く、脱力した構えから一気に振り抜く。力んでバットの出が鈍くなる悪癖を消すためだった。

 緒方監督は「1つ結果が出たのはいいこと。いい形で打てている。他の選手もいろいろトライしている中で内容は良かった」と、敗戦の中にも手応えを口にした。

 さらなる実りの秋へ。堂林は「これを自信にしたい」と、瞳を輝かせた。

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