大瀬良初H!好青年返上“ドヤ顔”で

 「広島6-4中日」(27日、マツダ)

 グラブを何度もたたいて喜んだ。4-3の八回2死二塁。この回から登板した広島・大瀬良は、代打小笠原をこん身の直球で捕飛に抑えた。「強い気持ちをいつも以上に持って、立ち向かえた。気持ちを込めて投げ切れた」と、声を弾ませた。

 中継ぎ転向5試合目のプロ初ホールド。誰もが認める好青年が心変わりしてつかんだ。「(責任を)背負いすぎずに、悪ガキになったつもりで、自分が抑えれば勝ちを消さないんだ、と思って投げました」。少し“ドヤ顔”で、胸を張った。

 前回まで中継ぎとして4試合中3試合で失点。野村と黒田の白星を1度ずつ消していた。「申し訳なさ、ふがいなさを、先発で負けた時以上に感じていた」と、思い悩んだ。

 転機は23日・阪神戦(長野)。4-3の八回にゴメスに逆転3ランを浴びた。白星を消した黒田に降板後謝罪に向かった。「全然気にするな、とけろっとした感じで言ってもらえて少し救われた。その姿に勇気づけられました」。強気に攻める気持ちが戻ってきた。

 制球を意識して小さくなっていた腕の振りを修正。直球の威力も復調してきた。緒方監督からは将来的には先発の柱として期待される右腕。「1イニング、1球への気持ちの入れ方は、先発に戻ることになれば、貴重な経験になる」。失敗を倍返しする態勢が整ってきた。

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