黒田セ007ビビらせた衝撃“初登板”

 「広島春季キャンプ」(25日、沖縄)

 黒田博樹投手(40)が復帰後初めてフリー打撃に登板した。ドラフト1位の野間(中部学院大)と鈴木誠を相手に35球を投げて安打性2本。若手のホープ2人は手も足も出ず、他球団スコアラーも警戒心を強めた衝撃の“初登板”。今後は28日にシート打撃に登板予定で、開幕へ向けて視界良好だ。

 黒田がマウンドに立つと昼食時間にもかかわらず、一塁ベンチには野手が勢ぞろいした。正午に始まった復帰後初のフリー打撃登板。緒方監督は「正直、ここ数試合で投げた投手に見てもらいたかった」と悔いた。それだけ見る者に衝撃を与えた35球。圧巻だった。

 最初の対戦相手に指名されたのは野間と鈴木誠。左の野間には、外のボールゾーンからストライクゾーンに入ってくるカットボールを投げた。慌ててバットを出した打球は、ボテボテの遊ゴロ。続く内角のツーシームは、バットの根元に当たる一ゴロとなった。

 「状態も徐々に上がってきた。最初にしてはまずまず。少しステップアップしました」

 右の鈴木誠には内に沈むツーシームなどを試した。低めだけではなく、高めにも多彩な変化球を駆使。安打性の打球はわずか2球で、外野へ飛んだ打球は6球。大半がゴロだった。ゾーンを惜しみなく使う投球に、ボールを受けた会沢は「直球の軌道から曲がったり、いろんな軌道があった」と驚いた。

 35球中、ボール球は15球あった。だが、高めに浮くことや逆球、コースを完全に外れた球は皆無。「僕自身、そう(ボールと)思ってない」と振り返ったように、大半はストライクゾーン近辺に集まった。実戦を想定した投球で1球、1球に明確な意図があった。

 「何か不思議な感じでしたね」。照れ笑いで振り返ったが、登板後にはスタンドから、自然と拍手が湧き起こった。緒方監督も「打者は捉えるのが難しい。早く曲げたり手元で曲げたり。(8年前とは)違うイメージ」と賛辞が尽きなかった。

 28日にはシート打撃に登板する予定。キャンプ終了後に2度目を挟み、オープン戦へと向かう。「まだこれから。ゲームの中でアジャストして、100%に近づけるのが僕の仕事」と黒田。8年ぶりの日本球界復帰、プロ19年目のシーズンへ調整に狂いはない。

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