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“秘密兵器”デヘスス、ベール脱いだ

フリー打撃に登板し、フォークを試すデヘスス(撮影・出月俊成)
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 広島の育成選手、ダニーロ・デヘスス投手(27)が5日、今キャンプ初めてフリー打撃に登板。打者3人に計34球を投げて安打性の打球は4本だった。緒方孝市監督(46)も「すごく成長している」と高評価。新外国人のマイク・ザガースキー投手(32)が右足首を痛めて出遅れ必至の中、支配下選手登録の可能性が一気に高まってきた。

 投球を見届けた指揮官は、満足そうに笑みを浮かべた。歩み寄るデヘススに親指を立てて「グー!!」。まだ育成選手だが、周囲の評価は高まっている。初のフリー打撃登板で、安打性の打球は4本。鯉の“秘密兵器”だ。

 「初めてなので狙うところを意識した。感触はよかったよ」。予定された5投手の中で、大トリでマウンドに上がった。上本、白浜、鈴木将を相手に34球。上本には力で押して3球連続でファウルを取った。変化球はスライダー、フォーク。ボール球も少なかった。

 打撃ケージの真後ろから見守った緒方監督は、「面白い。僕自身も期待しているし、秋からすごく成長している」と驚きの表情だった。昨秋のキャンプで「あのスピードは魅力」と高評価。当時はまだテスト生だったが、指揮官自ら球団に育成契約をお願いした。

 「変化球でフォームが緩むクセがあったが、それも修正できている。球の力、クイック、いろんなものが秋から成長している。なによりハングリー精神があって気持ちが強い」

 現在、支配下登録の外国人は6人いる。競争は激しいが、新助っ人ザガースキーが右足首を故障。出遅れ必至でチャンスが巡っている。指揮官も支配下登録の可能性について言及。「もちろん、もちろん。投手コーチとはオープン戦の早い段階から、使っていきましょうと話している」と期待を込めた。

 他球団007も警戒を強める。キャンプ初日のブルペンから次々に「あいつは誰だ?」と声が上がり、迎えた打者との初対戦。ヤクルト・衣川スコアラーは「可能性を感じますね。疲れてくる夏場にあんな速い球を投げられたら…。秘密兵器ですね」と困惑顔だ。

 ドミニカの「カープアカデミー」出身。3・2キロ走では中田に次いで、投手14人中2位と持久力も高い。「日本の練習はキツいけど面白いね。体もオッケー。疲れもないよ」とデヘスス。第2のロサリオ誕生へ。ブレークする日は近づいている。

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