丸『NO守乱』敵地で白星勝ち“捕る”

 広島の丸佳浩外野手(25)が28日、阪神との首位攻防戦で守り勝つことを誓った。26日の巨人戦で守備が乱れて敗れたことを例に出し、守備の重要性を強調。「やりにくさは日本有数」という甲子園だけに気を引き締めて臨む覚悟だ。

 全体練習が休みだったこの日はマツダスタジアムで汗を流した。巨人に勝ち越し、次の相手は阪神。厳しい戦いが続くが、「打って攻めるのはいいけど、守りは10割(の成功率を)こなさないといけない」と戦いのポイントを訴えた。

 守備の重要性を説くのは26日の巨人戦(マツダ)での反省からだ。丸自身ではないが、堂林、エルドレッドの失策や、ロサリオの落球(記録は二塁打)など守備が乱れ、5‐11の大敗。「ああいうので負けるのは嫌。流れも止まってしまう」と危機感を覚えた。

 しかも甲子園では一層の集中力が必要だ。「広さや風は慣れしかない。でも観客の声援がすごいからお互いの掛け声は全く聞こえない」と苦笑い。左翼のロサリオの守備には不安があり、左中間への打球には気をつけないといけないが、「やるしかないでしょう」と言い聞かせた。

 チームは首位を快走し、追われる状況が続く。「今は一戦必勝。まだ百試合以上もあるでしょ」と笑い飛ばした丸。若きチームリーダーが守備陣を引き締める。

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